ACER
試作型戦闘機であるAXERの戦闘機部分だけを抜粋して開発された、
簡易のAXERであり、量産型の機体である。
対極消滅炉やAREXなどは当然省かれており、純粋な戦闘機という位置づけの機体である。
非常に高性能で、ハードポイントシステムの存在により、
多種多様なオプション装備の換装を行うことで、
別性能の機体に生まれ変わる。
全9機体が存在し、8種類のハードポイントシステムが存在する。
AXERがシリーズ0号機(試作型)なので、1号機から型番が採番されている。
カラーリングは闘争本能を刺激する赤と黒がベース。
最も有名な双花 真黄隊長機はシャドウレーザーと、真黄の能力を生かしたマイクロナノフレア、
そして固定燃料型のマイクロフレアの3つの武器を搭載している。
全て破壊され、真黄、紫苑の二人以外は全員機体と共に消滅した。
AXER
惑星レイ製の試作型戦闘機。
対極消滅炉を搭載し、ハードポイントを搭載。
また人間を媒体として性能を生み出すAREXシステムにより、
人間の感覚に近い粒子の制御が可能になった。
そしてそれを利用して生み出す攻防一体の超高出力攻撃シーカーフロウ、
イールブラスターが特徴。
また第二世代型RGBシリーズが搭載している、イージスシステムの元祖となる防御システムを搭載。
無限のエネルギーを生み出す対極消滅炉とのコンビネーションにより、
防御面に関しては無敵の防御力を誇る。
しかし、この攻撃と防御が同時に行えず、非常に難しい機体になってしまった。
幾度も暴走した後は最終手段として人体そのものを制御媒体として使うことになり、
ニックス=コラサントが犠牲となって制御し続けている。
(死んでいるわけではなく、冷凍睡眠のような状態でコア部分に全裸で封印されている)
また、既に人間が制御しているというとおり、あくまで無人型の戦闘機であり、
しかも惑星下で影響をもろに受ける状態のまま試作型として開発が終了したので、
地球上(太陽系)では本来の性能を発揮することが出来ない。
いわゆる永遠の試作型戦闘機である。
現在は幾度も改修が行われ、アルスターとして200年もの間各システムのテストベッドになっている。
AYA2(AYANOKOHJI-AYA Artifical Intelligence SYSTEM)
綾乃小路彩人工知能システム。
綾乃小路彩が自らの知覚をベースに開発し、Saturn’s Doomの監視を行う。
CYMK(CYMK)
綾乃小路財団の私設部隊。
土星内や綾乃小路家の治安維持・自衛のための防衛部隊が本来の役割であるが、
10000人を軽く超える規模と、過剰防衛ともいえるその最新鋭の装備により、
地球連邦に匹敵する戦闘能力を有する。
Dr.アニヒレィス
ユアン=アニヒレィスと同じ。
Gソナー(Gravity Soner)
重力による微弱の振動を発生させ、中心地から目標値までの距離を測るシステム。
基本的にはソナーと一緒で、超音波が重力に変わっただけである。
ゲミュートの中心よりGソナーによるロックオンシステムを搭載する事により、
今までマニュアル方式であったロックオンシステムが、
半オート方式のロックオンシステムへ切り替わり、
双方の長所を生かしたロックオンシステムになった。
パイロットでもある林野 碧が考案したシステムである。
OVERRAY
フォトンセンチュリーの始まる数千年前の話。
アビスという惑星を舞台に大きな戦闘が生じ、
最後に残ったAXERがその衝突で吹き飛ばされて終わる。
P.S.W(PHOTON STREAM WING)
ビューゼルの可変翼の内側に内蔵されている粒子弾射出装置。
翼そのものが砲身となっているので、
従来の砲身にあたる部分が外見に存在しない。
またRGB粒子をブレード状に展開することにより、
斬撃用の兵装・ブリュンヒルドを扱うことが出来る。
RGBシステム(RGB SYSTEM)
RGB粒子が元となるシステム。
Rapid(速さ)、Gravity(重力)、Brain(思考)の3要素からなる。
一般にRGBシリーズと呼ばれる機体は全てこのシステムを搭載している。
パイロットにより左右されるシステムといわれている通り、
選ばれた者のみしか使いこなすことが出来ず、
パイロット次第で無限大の強さを発揮する。
Dr.アニヒレィスのRGB理論が色濃く反映されている。
現在大まかに分けて3バージョンが存在しており、
最初となった1.0版はブリッツの起動試験のときに欠陥が見つかり、
2.0版である”ビルタ”で安定性が確保され、現在のパイロットである、
空乃 蒼、夕暮 赤音、林野 碧用にカスタマイズされた。
RAYGING BLUE IIでは最新の3.0版”ルナ”が搭載され、
ビルタから発展したRGBシステムが搭載されている。
3.0版で新規に搭載されたシステムは多岐にわたる。
4.0版では、単にRGBs(アールジービーエス)と呼ばれる。
機体システムの特性上、他の機体と連携する必要があり、
システムもそれに伴い大きく変更された。
RGBシリーズ(RGB SERIESE)
RGBシステムを搭載した新世代の有人型戦闘兵器のこと。
フォトンセンチュリー197年9月時点では、第一世代型と第二世代型の2種類が存在する。
第一世代型はアルスターの試験型量産機的位置づけで、
第二世代型はアルスターの簡易量産型という位置づけ。
RGBsにて登場する機体
は、新世代型と呼ばれ、第2世代よりも特化した性能を持つが、
機体性能は全く異なる実験型のシステムのため、第2世代型よりも劣ってしまう、
という状態になっており、いわば2.5世代に位置する機体群である。
ゲーム中ではメイン機体のみ登場している。
Saturn’s Doom(Saturn's Doom)
綾乃小路財団の一大プラント。
フォトンセンチュリー以降、目覚しい進歩を遂げた同財団の誇る、
多目的プラントであり、そのラインナップは多岐にわたる。
try−α(try-alpha)
AXERが地球に衝突した際に、調査を行い、RGB理論を打ち立てた研究チームのこと。
審判の刻を引き起こしたユアン=アニヒレィス、雪村 純らが主なメンバーになっている。
一作目の副題になっている。
αストライク(ALPHA STRIKE)
第二世代のRGBシリーズに搭載される強力な攻撃。
第二世代のRGBシリーズは攻撃していないときの余剰出力をチャージし、
強力な攻撃を発射する事が出来る。
RGBsでは後継となる攻撃がジェミニのラピッドショット(グライドランサー)として登場している。
アルスター(OVR-128/α ALSTAR ver.128
AXERの128回目の改良型機体のこと。
RGBシステムのテストベッドとなっている、完全な試作型機体であり、
当初よりハードポイントシステムが導入されていて
(これはAXER自体が装備されていたためである)
名目上RGBシリーズ各機体の全装備が換装する事で扱えるようになっている。
この状態でも有人型戦闘機としては他を圧倒する性能を持つが、
より洗練されたRGBシリーズには遠く及ばないようである。
尚、当機体もRGBシリーズというカテゴリに属しているが、
秘匿されている技術の一つであるため、最重要機密のひとつとなっている。
既にAXERという機体の原形をとどめておらず、
エンジン部分とコア部分以外は完全に別機体となっているが、
ハードポイントシステムのパターン等はそのまま引き継がれている継承機である。
RAYGING BLUEというゲームシリーズ中は永遠の試作型機体であり、
アルスターがAXERとして本来の力を取り戻すことはない。
水沢 透がメインパイロット。
アルスターU(RGB2-00/α ALSTAR II)
正式名称はOVR-129/α ALSTAR ver.129 type IIであるが、
第2世代型RGBシリーズ完成の際に、第2世代型RGBシリーズの基幹機種として、
公表された機体である。
(アルスターという機体がフォトンセンチュリー革新へのトリガーとなったことは、
 ブルースカイ内でもトップシークレットとなっているため、この型番はフェイクという意味もあった)

アルスターファプルクの改良型、初代AXERから数えて129回目の回収を受けた機体。
第二世代型RGBシリーズのコアフレームと呼ばれる、構造上の根幹部分となっている。
Uと改更されたのは128回目の更にリビジョンアップ版という意味。
審判の刻のあと、成果を残した区切りという意味で、
一旦128回目でアルスターシリーズの完成を見た。
アルスターファプルク(OVR-128/α ALSTAR ver.128 var)
本来搭載されていたブロウクンエッジ機能を解放したアルスターであり、
便宜上「アルスターファプルク」通称、アルファと呼ばれる機体。
透によって一応ブロウクンエッジが使えるようであるが、
何故使えるのかは不明で、アニヒレィスとの最終戦以外では使用できなかったようだ。
ファプルクとは”改”という意味。
イージスシステム(AEGIS SYSTEM)
今まで攻撃のみであったRGBシステムを防御用に逆転流用することにより、
現在までの弱点であった装甲を強化するシステム。
元々強化し続ける攻撃の出力に対しては、装甲は差ほど変化しておらず、
一撃の被弾が致命傷となる場合が多かったが、
このシステムにより、機体の材質に関わらず一定の装甲があたえられる事となった。
またそれに付随すること、RGBシステムとの強調度(レベル)により、
防御層の強化と、自動再生機構が付加された。
出力の大きいRGBシステムならではの防御システムといえる。
オペレーションレイジングブルー(operation RAYGING BLUE)
審判の刻により地球圏ネットワークをコントロールするジオポイントが占拠。
大量の無人戦闘機と、厳重な防御プログラムによりジオポイントが防衛され、
地球圏での審判の刻回避が不可能になった。
このとき唯一動くことの出来たブルースカイは、
これまでの極秘プロジェクトとして開発されていたRGBシリーズと、
そのパイロット達を審判の刻回避に向け、独自の判断で反抗作戦を起こした。
この作戦名がオペレーションレイジングブルーである。
グランドウェポン(Grand Weapon)
第二世代以降のRGBシリーズに搭載される、強力な攻撃のこと。
非常に強力だが周囲に及ぼす影響が強いので、
地球圏では使用できず、ブルースカイのセントラルコンピュータの影響範囲内でしか使用できない。
ゲミュータ(RGB2-03/G GEMUET Extra Range type)
ゲミュートの改良強化型機体。
パイロットである碧が考案した新型ロックオンシステム・Gソナーを搭載し、
機体出力を強化。
また防御能力もゲミュートと比較にならないほど上昇した。
しかし、ゲミュート系の欠点である機動力は改善されなかった。
アルスターUをベースとしているが、ゲミュート系を象徴するディストーションレーザーの配備により、
アルスター系のシルエットが失われ、ゲミュート系に近いシルエットになった。
第二世代型Gシリーズの開発の際、色々と設計案が提案されたが、
結局ゲミュートの完成度が高い故に、武装やシステムなどに大幅な変更は入らなかった。
ゲミュート(RGB-03 GEMUET)
Gravity-systemにより、レーザーを曲げ誘導させる”ディストーションレーザー”を搭載した、
革新的な機体。
ディストーションレーザーシステムが主軸におかれて開発されただけあり、
巨大な砲身が機体のシルエットになっているなど、機体性能などは幾分省かれている。
その為機動力に難点がある。
また当初、ディストーションレーザーがメインウェポンであったがために、
現在搭載されているパルスエンハンスキャノンは装備されてなかった。
ディストーションレーザーがロールアウトする段階になり、
ディストーションレーザー使用の出力が高すぎて、
連発できないようになってしまった。
そこで、チャージ中のディストーションレーザーの出力とは別に、
パルスエンハンスキャノン専用のジェネレーターが搭載され、
何とかこの弱点を補う形となった。
やはり武装も一点集中のパルスエンハンスキャノンとディストーションレーザーが装備されただけあり、
攻撃力に偏った機体になっている。
サブウェポン(Sub Weapon)
RGBシリーズの各機体を特徴付ける攻撃の事。
何らかの制約があるが、ラピッドショットよりも強力な攻撃。
第一世代型のブリッツは例外的に搭載していない。
ジオポイント(GEO POINT)
地球圏ネットワークを管理している超大型コンピュータのこと。
フォトンセンチュリーにおける地球のほとんどの管理を行っている。
try−αにおいてはアニヒレィスの占領下に置かれ窮地に陥った。
ブルースカイのセントラルコンピュータを模範している。
ジオポイントは地球の中心点、という意味。
ポイントゼロに置かれている。
セントラルコンピュータ(Centoral Computer)
西暦以前より存在するブルースカイの全てを管理している大型コンピュータのこと。
思考アルゴリズムは純の人格がコピーされて動作している。
(つまりAI)
ブルースカイの情報秘匿の管理が徹底されていたのはこのためといえる。
審判の刻におけるオペレーションレイジングブルーにより、
秘匿されていた技術の一部が公になり、
その後外部へ技術が流出し始めている。
ブルースカイから世界へ拡散し、この世界で一般的になった技術としては、
クローニング技術や人格転移があげられるが、
セントラルコンピュータによる純のAIが深く関わっているとされる。
ツイストビームショット(TWIST BEAM SHOT)
自律回転を行う事により捻り、連なった螺旋状のショット。
レイジングブラストとは出力が異なるだけで原理的には同一の攻撃。
第二世代型のビューゼルでは機体の出力の上昇と、
射出口の増加(というより、翼そのものが射出口である)により、
一度に射出できる本数が最大4本まで増加した。
ディストーションレーザー(DISTOTION L.A.S.E.R)
フォトンセンチュリーにおいて、最強の威力を持つレーザー兵器。
本来大掛かりな装置が必要になるが、簡易小型化したものが
ゲミュート、ゲミュータに搭載されている。
簡易小型化したとはいえ、機体のシルエットに現れるほど巨大な装置であるので、
まだ一般向けの技術ではないようである。
ゲミュート系の機体に搭載されたディストーションレーザーは、
重力制御技術を用い、目標の敵へ誘導するという機能が付加されている。
ハードポイントシステム(HARD POINT SYSTEM)
HPSと呼ばれる、換装システムのこと。
機体各所に接続枠を設け、各場面に合わせた機体のセッティングと、
装備を行うことが出来る。
簡易で換装にも時間が掛からなかったので、画期的なシステムであったが、
出力の大きい攻撃や機体に負荷のかかる装備などには物理的限界が生まれることがあった。
オーバーレイでのAXER、ACERと、その継承機であるアルスターに搭載されている。
RAYGING BLUE IIではビューゼル、レヴォルテ、ゲミュータの3機は、
アルスターIIのコアがベースとなって、HPSによる専用装備と
カスタマイズを施された機体群なので、
HPSの延長上にある機体と言える。
ビューゼル(RGB2-01/B BUEZEL)
高汎用性を謳ったBシリーズの第二世代型であり、
大きく強化された機体のひとつである。
この世界で初となる可変型戦闘機であり、ブリュンヒルドモードへと移行する。
機体出力も大きく上昇し、特に攻撃面において著しい強化が見られる。
拡散型ショット、レイジングブラスト、ブレードウェーブ、
そして一撃必殺を誇るブリュンヒルドを搭載する。
変形が搭載された経緯には、蒼の潜在能力の高さある。
ブースト(BOOST)
第二世代のRGBシリーズに搭載される緊急回避手段。
第二世代のRGBシリーズは余剰出力をチャージし、
緊急回避を行うことが出来る。
フォトンセンチュリー(PHOTON CENTURY)
現代の数百年後の世界。
RGB粒子が見つかり、世界が急速に進化した。
主に変わったのは宇宙進出や軍事関係、コンピュータ関係などで、
基本的に現代の世界がベースになっていて、
現代の世界の技術が飽和しているから、
ぱっと見かわっていない、ということになっている。
11の軌道衛星がある。
地球はジオポイントと呼ばれる超大型のコンピュータで管理され、
ほとんどの場合このジオポイントが判断を行う。
ゲーム中では日本のような国が目立っているが、
日本が最も権力を持っている国ではない。
またジオポイントの存在により米国の意義が消滅し、
米国という国は存在していない。
アニヒレィスが冷凍保存されていたのは米国である。
太陽系の惑星には全て進出を果たしており、
各プラントが存在する。
無人兵器による自動防衛システムが存在していたが、
審判の刻による地球の窮地に陥った事により、
再び有人化への動きが始まっている。
□□
ブリッツ(RGB-01/02 BLITZ)
ブリッツの2号機目であり、ブロウクンエッジを封印する事により、
安定する事に成功した機体。
通常、ブリッツというとこの機体の事を意味する。
RGBシリーズの中で高汎用型の標準的性能を持つ。
Bシステムをメインとし、粒子砲のパーティクルアクセラレートキャノン、
機体が高速回転することにより射出するレイジングブラストがメイン兵装。
安定した能力を持ち、如何なる状況においても弱点らしい弱点が見つからない。
ブリッツ1号機(RGB-01/01 BLITZ proto type)
ブリッツプロトタイプとも呼ばれ、RGBシリーズの中で最初に完成した機体。
当初完成した一号機はブロウクンエッジを搭載していたが、
テスト中にブロウクンエッジを使用する際に大破してしまった。
この事故により以降、2号機のブロウクンエッジの使用には厳重なリミッターが課せられ、
封印された武器となったのだった。
そのほかの兵装はブリッツと同じ。
カラーリングは第一世代のブリッツ2号機よりも暗い青色で、紺色となっている。
なお、事故の原因はテストパイロットのRGBシステムへの適合率が低いことが後にわかっている。
ブリュンヒルド(RGBU版)(RGB-01/B BRYNHILD)
ビューゼルが変形し、蒼の潜在能力にあわせた高出力形態のこと。
ブレードウェーブと高出力のRGB粒子を剣のような形状で斬撃を与える、
ブリュンヒルドが使用可能。
ブロウクンエッジとブリュンヒルドの概念は同じだが、使用できる出力が桁違いで、
より剣のような形状をしているので、高出力なブロウクンエッジをブリュンヒルドと呼ぶ。
パイロットの精神的にも、機体の負荷的にも限界が生まれるので、
使用可能時間が限られている。
ブリュンヒルド(try−α版)(RGB-01/02 BRYNHILD)
ブリッツが蒼の潜在能力に応じてブロウクンエッジを解放した機体。
本来はRGBシステム1.0での暴走事故により、厳重なコードで封印されていたが、
アニヒレィス操るレゾナンスとの戦いで蒼の潜在能力が開花し、
リミッターが解除された。
基本兵装はブリッツと同等だが、RGB粒子を高出力で刃のような形を作り出し、
物理的ダメージを与えるブロウクンエッジが使用できる。
ブリッツと区別するために、ブリュンヒルドという別名が与えられている。
語源は美しい神剣とされるブリュンヒルドより。
ブルースカイ(BLUE SKY)
西暦時代の末期に建造された世界最古で、最大クラスの大きさを誇る軌道衛星。
シリンダー型のコロニーである。
研究機関という位置づけであったが、小国家レベルの能力や発言権を持つ。
try−αのメンバーの一人であった雪村 純の人格がベースとなって開発された、
AI型のセントラルコンピュータによって管理されていて、
これにより200年近くの間、多くの技術等が秘匿されていた。
代表的な技術には、重力制御、亜高速空間宙航、人格転移などがあり、
審判の刻により世間の目に触れることとなった。
地球内部と同じように居住空間があり、地球とほぼ変わらない生活を送ることが出来る。
高速回転する事により重力を作り出し、ブルースカイ表面のミラーとドームにより、
昼間と夜間が生まれる。
審判の刻においてブルースカイが唯一、アニヒレィスの指揮下にはいらなかったのは、
西暦以前に建造されたため、セントラルコンピュータが現在のデファクトスタンダードといえる、
フォトンコンピュータへと変わっていないためである。
防衛用の軍隊をもってはいるが、独自の権限で武力を使うことを禁じられている。
(その代わり、独自の情報を所有・秘匿することが許されている)
ユアン=アニヒレィス
try−αのメンバーの一人であり、フォトンセンチュリーにおける、
基礎理論の大半を見つけ出した人物。
彼により停滞していた西暦時代が現在のようなフォトンセンチュリーへと動き出した。
ポイントゼロでのAXER衝突の調査隊から一貫してこのRGB理論に関わっている。
一見順調に見えた彼の研究であるが、最後となったブラックホール生成装置である、
レゾナンスが暴走し、街をひとつ崩壊させた。
この件によりアニヒレィスは無期懲役の冷凍睡眠刑が確定。
200年もの間、彼は眠りにつく事になる。
現在のアメリカが崩壊し、冷凍睡眠していた彼は安全装置の起動により目覚め、
そこで変わり果てた地球に絶句。
既にtry−αメンバーもこの世を去っていることから、
彼はtry−α最後の生き残りとしてこの世界への復讐を決意する。
それが審判の刻であった。
審判の刻の最後にこの世を去っている。
ユニット(RGB2-02/RU UNIT/Unique NatIonal Target)
当初は現在のレヴォルテとの合体状態を目指して開発していたが、
機能が複雑になりすぎて幾度も作り直し、その全ては大量廃棄が決定した。
廃棄が決定した最後のテスト中に赤音が適当に弄っていたら誤って射出をしてしまい、
大爆発を起こしたが、事故というにはあまりにも強大な爆発で、
結局このUNITはミサイルとして使われる事になった。
機能としては多段装ミサイル、マルチスプレッドショット等を搭載。
また機動力低下への配慮から高性能、大型の光子炉を搭載している。
爆発の際は光子炉そのものを爆発、そして内蔵された火器が次々に誘爆していくという、
2重の爆弾である。
赤音は”うに”という愛称をつけている。
ラピッドショット(Rapid Shot)
一般にRGBシリーズと呼ばれる有人戦闘機群に搭載されている、オーソドックスな武装の事。
連射力と扱いやすさに優れる。
レイジングブルー(RAYGING BLUE)
審判の刻回避後、地球ではオペレーションレイジングブルーの時のパイロット3名、
空乃 蒼、夕暮 赤音、林野 碧をこの偉業からレイジングブルーと呼称するようになった。
レヴォルテ(RGB2-02/R REVOLTE)
世代ごとにコンセプトが変わるRシリーズの第二世代目。
他の機体とは違い、第一世代型の機体コンセプトは踏襲していない、
全くの新型機である。
当初はユニットによる大型の戦闘機が予定されていたが、
ユニットの開発コンセプト座礁により、最小構成でまとめられたのが本機体である。
とはいえ、ローアイゼンの流れを感じさせる機体性能になっており、
実用上は問題がなかったようである。
レヴォルテの語源は”より革新的な進化”より。
ユニットとの合体機能は本来のレヴォルテの姿といえる。
レゾナンス(過去に登場した実験機)
ブラックホールを人為的に作り出すマシンのこと。
西暦時代では全長1kmにも及ぶ大掛かりな装置であり、
暴走した事により街がひとつ崩壊してしまった。
その後、アニヒレィスが目覚めた事により、審判の刻が発動。
このとき、フォトンセンチュリーまで進化した技術を用いて再構成、
全長100mまで小さくなったレゾナンスが登場した。
メインパイロットはアニヒレィスで、基本的に人が乗り込むものではなかったため、
パイロットに対する負荷などは全く考慮されていない。
アニヒレィスの死と共に消滅し、現在は木星付近の残骸となっている。
これらの事実は西暦時代からほとんど隠蔽されており、現在では、
ブルースカイのセントラルコンピュータにおいて、認証が許可される者のみ閲覧できる、
と言う状態になっている。
ローアイゼン(RGB-02 ROHEISEN)
Rシリーズの一号機目。
ガトリングガンとミサイルを装備している実弾型機体であったが、
パイロットの夕暮 赤音がその外見から搭乗を拒否し、
廃棄が決定したという経緯がある。
機能重視の外見であり、ガトリングガンなどがむき出しにされていた。
実戦配備されずに解体されたため、パイロットはいない。
ローアイゼンツヴァイ(RGB-02/Z ROHEISEN ZWEI)
Rシリーズの二号機目。
一号機に搭載されていたガトリングガンを小型化し、
出力を落としたフィジカルインパクトキャノンを2基装備、
サブウェポンにRGBシステムを用い、
攻防一体の爆発を起こすラディカルガンブレイズを搭載、と、
外見以外にも大幅な仕様変更が加えられた。
Rシリーズのコンセプトは「1vs多に特化した戦闘機」であり、
攻撃力、攻撃範囲が安定しないが、一定方向に攻撃を散乱させるランダマイザーや、
ラディカルガンブレイズはその設計思想が色濃く反映されているといえる。
当初予定されていたミサイルはラディカルガンブレイズの使い勝手の良さから、
廃案となってしまった。
攻撃力が安定しない分は機動力で補われており、
第一世代のRGBシリーズ中、最も高い機動力を誇っている。
夕暮 赤音がメインパイロット。
軌道衛星(COLONY)
地球の周りや各種惑星の周りを周回する衛星(コロニー)のこと。
地球の周りを周回する全ての軌道衛星はジオポイントにより地球と接続され、
基本的に地球の支配下に入っている。
しかしブルースカイだけはフォトンセンチュリー以前に建造されたため、
独自のセントラルコンピュータにより統括・管理されている。
ユニトンシステム(UNIT-ON SYSTEM)
レヴォルテのUNITとの合体機能のこと。
本来は合体する必要性はないのだが、開発チームの強い意向(主に赤音の我侭)により実現した。
大量に廃棄されそうであった光学高出力ブースター、通称UNITを、
レヴォルテと合体した際に爆破コードを入力、送信し、
UNITを再射出して大爆発を起こす。
審判の刻
ユアン=アニヒレィスが全世界に向け地球の最後を宣言した反乱のこと。
地球圏ネットワークを手にし、反乱勢力を無効化。
木星付近に建造したアニヒレィスの基地で、西暦末期に開発していたレゾナンスを、
再び生み出し、ブラックホールによる地球の消滅を行おうとしていた。
独立軌道衛星
地球の支配下に影響されない、独自の権限を持つ衛星のことを指す。
この世界では独立軌道衛星はブルースカイしか存在しない。
トランスフォーメーション(TRANSFORMATION)
ビューゼルに搭載された可変機構のこと。
この場合、変形といっても人型形態になるのではなく、
翼が展開し高出力状態への開放モード(ブリュンヒルドモード)へ変わることを指す。
蒼の潜在能力の高さを最大限引き出すモードだが、
機体的、パイロット精神的に負担が大きく、長時間は維持できないため、
決戦兵装モードとしての意味合いが強い。
 
アブラム
フォトンセンチュリーにおけるエネルギー供給国家であり、地球圏でのエネルギーの大半を賄っている。
西暦時代のカリブ海近郊の諸国が合併し、新国家アブラムが誕生した。
 
アブラム近海
西暦時代のカリブ海の辺りで、アブラム国の誕生に合わせて改名された。
 
サイクロプス
元は地球連邦研究所で開発されていた、実験型の人型兵器。
地上、宇宙と問わず抜群の運動性能を誇っているが、
重量バランスや操作系の問題で、未完成となっていた。
その名の通り、宇宙空間で実用性が疑問視されていた人型形態である。
ビットは人型形態でのみ使用することが出来、その操作性の独特さから、
選ばれた人間でなければ使用することが出来ず、現存するのは一機のみとなっている。
強力な武装を持つ反面、重量バランスなどが考えられておらず、
宇宙空間専用となっている。
ビューゼルと同様、パイロット固定、
更には高コストというデメリットが存在し、量産性は皆無であった。
重量バランスの問題から、現在手持ちの武器は存在しない。
 
レゾネート(REXONATE)
レゾナンスをベースに、戦闘能力を向上させた後継機的位置づけの機体。
ブラックホール制御装置を主軸に、攻撃能力などが強化されているが、
本来主軸にあったブラックホール制御機能はオリジナルであるレゾナンスよりも劣っている。
開発コンセプトがレゾナンスとは異なり、
CYMKにより再開発された機体なのでレゾナンスとは別系統となっている。
 
レゾナンス(RESONANSE) ゲーム版
審判の刻の時に最終兵器として登場したRGBシステムの基幹機種。
フォトンセンチュリー以前に開発されていたブラックホール制御装置を、
フォトンセンチュリーのテクノロジーと、復活したアニヒレィスにより、
ダウンサイジングを果たした。
ブラックホールを操る能力を持つが、本来、人が乗り込んで戦うといった用途は想定されていなかったため、
パイロットの安全が考慮されていない。
 
クローン/クローニング(CLONE)
人格を他の素体に移し変えることにより、延命や人格のみの人間の実体化を行ったり、
複製を作成すること。
フォトンセンチュリーにおいてクローンとは同一の生物を作り出すだけではなく、
広い意味で用いられる。
歴史的偉人等は本人の希望により死の直前にフォトンコンピュータへと人格を転移し、
保管されている。
ブルースカイにおける代表技術の一つで、フォトンセンチュリーでは
一般的となっている。(但し庶民が軽々と手を出せるような金額では行えない)
try αでは透に雪村 純を人格転移し、アニヒレィスと凡そ200年ぶりの再開を果たした。
 
雪村 純(JUN YUKIMURA)
西暦からフォトンセンチュリーへと更新されるほど、
世界的に貢献した科学者の一人。
tryαでは透に人格転移し、凶行を続けるアニヒレィスと再開し、
審判の刻を止めるよう呼びかけたが…。
体が弱く、アルビノであるため、瞳は赤く肌は透けるように白い。
西暦時代にアニヒレィスが冷凍睡眠に処されてからは、
ブルースカイのセントラルコンピュータへと自らの意識ごと人格転移し、
今もブルースカイと共に生き続け、世界の行く末を見守っている。

なお、ブルースカイのセントラルコンピュータの管理を行っているのも彼女であるが、
情報の秘匿性を高めるため、セントラルコンピュータとの対話インターフェスとして
雪村 純を指名出来る者は限られている。
(雪村 純がインターフェースとして存在すること自体知らされていない)
通常は他の一般用オペレーターAIがインターフェースとして用いられる。
 
人格転移
人格や記憶を他の媒体に移すこと。
クローンよりも先に研究されている。
人格転移はPC用語で言うところの「貼り付け(paste)」機能と同じであり、
通常の人間から人格転移を行う場合、人格や記憶が失われてしまうため、
植物人間状態となってしまう。
雪村 純が志願し、ブルースカイへ自分の人格を転移した。
人格転移を行う際、転移先は人間でもコンピュータでも可能である。
但し、転移先が人間である場合、一人の人間の体にふたつの人格、記憶が
存在してしまう。
また人間に人格を転移する場合、媒体を通して他の人間へ人格転移を行う必要がある。
主に普段身に着けるもの…例えばイヤリングやネックレス等に媒体としての機能を組み込んでいる。
透はイヤリングを媒体として用いていた。
透の人格転移は、「一人の体に二つの人格が存在していた」状態であるが、
審判の刻の後純の人格転移を再度行い、RGBUでは元の人格に戻っている。
(しかし、人格転移により透が純から得た記憶の削除は不可能であるため、
 透の記憶には今も純の記憶が残っている)
 
空間機
大気圏内、大気圏外(宇宙用)で活動できる戦闘機の総称。
戦闘機だけに限らず、人型ロボットやロケット等もこのカテゴリーに含まれる。
 
可逆圧縮
圧縮前の物質(現実世界ではデータ)が元の形に復元できるように圧縮すること。
例)(現代)ZIPファイル、LZHファイル
  (PC)可逆圧縮反動粒子ビーム
 
非可逆圧縮
圧縮前の物質(現実世界ではデータ)が元の形に完全に復元出来ないような圧縮をすること。
サイズに優れや大雑把な形式で可能な場合に用いる。
例)(現代)JPEGファイル、MP3ファイル
  (PC)異方向非可逆圧縮反動粒子ビーム
 
異方向非可逆圧縮反動粒子ビーム
新世代型に搭載される新型の粒子ビーム方式。
それまでの主流であった粒子ビームに圧縮と復元という概念を与え、
同範囲の粒子ビームに倍の質量を与えたり、
復元時の反動を推進力とさせたりすることで、通常よりもエネルギー効率を高めることが出来る方式。
今後主流の粒子ビームになるとされる。
但し、現在は粒子ビーム圧縮復元時に時間が掛かる為、非可逆圧縮のみとされる。
(しかし、それでも従来の粒子ビームよりもエネルギー効率・質量共に優れている)
 
異方向可逆圧縮反動粒子ビーム
可逆圧縮が可能な粒子ビーム。
粒子ビームの高出力化が期待されているが、復元に掛かる時間が問題とされており、
実用化が待たれる。
今後は可逆式と非可逆式で用途が別れると思われる。
 
レヴォリューションU
開発が中断されたレヴォリューションの次期タイプ。
ランデブをコアとして、再開発が行われている。
 
ミディストーションレーザー
正式名称・対艦ミニマムディストーションレーザー。
本来は艦隊主砲として搭載されるレーザーであり、
その中でも高効率・高出力を実現できた最新型のレーザーシステムである。
拠点防衛用であるSELFの艦隊迎撃用に搭載されている。
但し、出力よりも完成を優先させたため、本家のディストーションレーザーよりも出力が劣ってしまう。
 
圧縮衝撃砲
異方向非可逆圧縮反動粒子ビームとほぼ同じ原理を採用した新型攻撃システム。
ランデヴに搭載されている。
同攻撃の元となるシステムは、RGBαにて登場したローアイゼンシリーズのラピッドショット、
フィジカル衝撃砲(P.I.C)がベースとなっている。
収束ビーム砲
異方向非可逆圧縮反動粒子ビームとほぼ同じ原理を採用した新型攻撃システムであり、
第2世代型RGBシリーズに搭載されていた、αストライクを更に強化した攻撃である。
圧縮させたまま空間内のビーム密度を上げることで強力な攻撃力を得ることが出来る。
反面、短時間しか構成を維持できないため、射程制限がついてしまった。
アブレード
初代アルスターから搭載されている内蔵兵器。
PC暦の標準的防御機構として搭載されている、粒子防御能力を無効化するため、
大本となるジェネレーターからの出力を枯渇させる、という攻撃。
RGBit
RGB粒子を圧縮し、高密度の光球として使用する実験的兵器。
非常に強力な攻撃だが、使用にはパイロットに特殊な脳波を要する事と、
RGBシステムとパイロットとの強調度がコントロールエリアとなってしまうため、
扱いが難しく、現時点ではアルスターと透のみが使用可能となっている。
ステーション(ジオステーション)
地球と宇宙を繋ぐ中継基地であり、空間機のドックとなっている。
現代で言えば宇宙にある空港のようなもの。
アステロイドベルト
PC暦突入の際に、地球に多数の隕石郡が飛来してしまったため、
この時代にはアステロイドベルトが存在している。
ここでは地球では採掘できない特殊な鉱物などが発見されており、
多数の隕石等を破壊するために特殊な地雷などが開発された。
コロニー
地球外で生物が生活するための人口居住区。
初のコロニーとなるブルースカイを含めて全部で11存在する。
式典のみに使用される通称アイドルコロニーや、防衛目的としてその用途を限定されている、
コロニーL9等も含まれる。
GCヒューマノイド(Genom Copied Humanoid)
人造人間。
細胞レベルから人工的に培養される。
しかし、PC暦においても人道的な問題は避けられず、表面上は禁忌として触れられなかった問題のひとつである。
HSBの5姉妹もGCヒューマノイドの一部である。
地球連邦などでも、「審判の刻」の後に自衛として極秘裏に実験が進められている。
基本的にカプセルから培養された後は、実際の人間と同じように加齢し成長する、
という流れになっている。
シェルシステム
RGBUにて登場したイージスシステムとほぼ同じ原理、同じ防御機構。
第2世代型にて登場したイージスシステムはRGBシステムの管理下とはいえ、
個別のサブシステムとして提供された。
新世代型では完全にRGBシステムに組み込まれる形になり、名称が変更された。
※Shellは「殻(外装を覆う)」という意味のほう。
R−SYSTEM(Rapid SYSTEM)
機体を亜光速から光速まで加速させるシステム。
高出力のフォトンリアクターと、重力制御を行うG−SYSTEMとの併用により実現を可能とした。
RGBシリーズはどの機体も亜光速で運行することが可能である。
G−SYSTEM(Gravity SYSTEM)
機体の重力制御を行うシステム。
反G制御等も担当し、R−SYSTEMと組み合わせることにより光速機動を実現する。
重力制御により、鋭角なターンから緩やかなカーブまで、
自由自在な軌道を取ることが出来る。
B−SYSTEM(Brain-identity SYSTEM)
機体の制御を行うシステム。
光速での機体加速制御は、同時に高度な衝突計算、予測が必要とされた。
RGBシステムは個々のシステムに分かれているが、
どれもがRGBシリーズを構成するために必須となる機能である。
RGBシリーズは亜光速機動を取っているが(地球圏を除く)、
敵も同様に光速機動を取っているため、ゲーム中では、
全てこのB−SYSTEMの予測を元に光速演算し、
人間が理解出来る速度まで思考速度を落とした映像としてプレイヤーの目に映される。



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