AXERは惑星アビスでの爆発に巻き込まれ、数千年の後、やがて地球へと降下する。 その頃、地球ではコメットが落ちたと話題になり、 その選抜隊兼調査員であった後のtry−αのメンバーが、これを調査する。 クレーターの中心地より発見されたこの戦闘機は既に機能は失っていたが、 遥かに現代を凌駕する技術力(オーバーテクノロジー)で構成された戦闘機であった。 しかし、世間的にはぼろぼろになった戦闘機が地球へ降下したとは言えず、 結局隕石が衝突して近くの山岳地帯の一部が消滅し、クレーターのようなものが出来たと発表された。 この直後、辛うじて解析が行えたエンジン付近を調査していたアニヒレィスが、 対極消滅炉の原理を解析。 これは地球上では意味を成さない、無限のエネルギーを生み出すエンジンであったが、 地球用に応用したのがRGB理論である。
アルスターとは、墜落したAXERの機体側面に書かれた "SAVE THE
PLANET,AND ALL STARS."という最後の文字が掠れて、 "AL ST R
"という文字から、アニヒレィスが名づけたものである。
なお、PC197年でもコクピット内部〜エンジン中枢にかけては解析が進んでおらず、 アニヒレィスが解析した頃と状況は差ほど変化していない。 つまり、内部には生きたまま(なのかすらわからないけど、不老不死のような存在のほうが、 あとあとつかえそうですね)のニックス=コラサントが存在したままである。 ニックスを媒体としたAREXシステムの作用で、新型システムとの相性が高く、 解析から200年経った現在もテストベッドとして用いられている。
既に外見はAXERとは似ても似つかなくなってしまったが、 やはりコクピット内部〜エンジン中枢にかけては変更が加えられていない。 |