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では、ビーム兵器はABCシステムの前では役立たずなのか? もちろん、理論上ABCシステムに出力されるエネルギーであれば、 確かにビーム兵器は無意味である。 しかし、実質的にビーム兵器よりも高い出力のエネルギーを用い防ぐABCシステムの仕様上、 どうしてもABCシステムの出力制限…即ちジェネレーターが枯渇してしまう、 という根本的な問題が存在したのである。 つまり、ジェネレーターの制限がある以上、ビーム兵器を当てつづけ、 ジェネレーターを枯渇させつづければ破壊が可能、ということである。 このことから、アビス側の兵装にはABCシステムの重要度は低く、 攻撃面を重視する傾向にある。 年々、攻撃に必要なエネルギーが増加傾向に移っており、 新しい粒子を発見しては、即採用と言う状況が続いている。 そのため、機体に限られた出力のABCシステムで防ぎきるのは不可能である。
レイ側…AXERとACERには、バランスを求められた結果、 高度なABCシステム等が搭載されている。 ここまで読んだ者は既に気付いているかもしれないが、 AXERに搭載されているD.E.RはA.R.E.Xと組み合わさることにより、 無制限のエネルギーを使用することが出来る。 つまり、無限のエネルギー=ABCシステムを通じて常に最高の装甲、となっているわけで、 AXERは被弾することのない最強の空間戦闘機(※)だった。 D.E.RによるシーカーフロウとABCシステム、 この完成こそがAXERの真の目的である。
ゲーム中ではこれらの設定はゲームバランスが崩壊するため考慮していない。 また、AXERが完成後は第一世代D.E.Rのまま開発が終了してしまった。 そのため惑星下などで受ける影響は考慮されていないため、 そういった面では未だ未完成といえるのかもしれない。 |