OVERRAY´―オーバーレイダッシュ― テクノロジー&専門用語解説

 

レイ(RAY)
遥か昔にイール星系に存在していた母星。現在は死の惑星として輝きを失い、
赤黒く光る星になっている。
AWI社が主に統治していた。
レイの軍事力はイール星系でもトップを誇っていたが、ある時を堺に崩壊。
イール星系での軍事バランスも崩壊し、やがて集中放火の的となってしまう。

 

イール星系
やがてレイのみに留まらず、この星系そのものが紛争に巻き込まれてしまい、
星系の中心の惑星で巨大な爆発が起きた。
ゲーム序盤の背景でその赤い星系はその残骸である。
今のところ、シュレイダー以外でイール星系での生存者などは確認されていない。

 

アビス(ABYSS)
ゲームの舞台となるアビス。地球に似た惑星である。
水を含めた水産資源が豊富で、定期的に太陽と同じような恒星が回っている。
アルトリア星系の中心付近に存在する。

 

アルトリア星系
アルトリア星系でもっとも勢力の大きい5つの惑星が結んだ協定により、
永久的に戦争を放棄することを約束されている。
そのなかのひとつがアビスである。
各惑星ともに反乱軍等を鎮圧するための手段として軍事力を保有している。
各惑星間の距離はほとんどの場合数光年以上を要する。
そのため、移動手段としてワープ宙航が一般的になっている。
最も美しいといわれるアビス、観光地のEO星、科学力とコンピュータで最も発達している星・ソクマなどがある。

 

EO星

前半面に三日月上の星として現れる惑星。
酸素で覆われているが、惑星の中心が大量の硫黄で構成されているため、
遠くからは空気が黄色くにごっているように見える。
なお、大量の硫黄という時点で気づかれた方も多いかもしれないが、
かつては火山が多く、マグマが噴出していたようだ(現在は運動していない)。
現在では温泉で有名な観光地となっており、惑星アビスからも多くの観光客が集まっていたようだ。
EO星の温泉で作る温泉卵・EO卵が名物となっている。
惑星アビスの1000倍の大きさだが、遥か彼方に存在するため、あまり大きくは見えないようだ。

 

WAKU_B1.GIF - 128BYTES □コールドセラミック WAKU_B2.GIF - 127BYTES
CS.JPG □□□

コールドセラミック / Cold Ceramics

AXERの戦闘データを回収するため、
また小型ながら高性能、頑丈という相反した要求にこたえるため、
イール星系で最も硬い素材・コールドセラミックが採用された。
原料(アノマニウム)は惑星レイでしか採掘することが出来ず、
レイはこれにより防御面はイール星系において最も長けた部隊になっていた。
コールドセラミックはアノマニウムを20万気圧の掛かった状態で
-273度まで減熱加工し精製する。
厳密にはセラミックには属されないが、
第一発見者がセラミックと勘違いし、
語呂が良かったのでそのまま名称となってしまった。
通常の状態では40-99Gpaとダイアモンドよりも柔らかいが、
特定のエネルギーを加えることにより硬度を高めることが出来た。
しかし、被弾した攻撃の出力に比例してエネルギーの出力も要求されたので、
レイの通常戦闘兵器群は見掛けよりも、
ジェネレーター出力が高い(=大型だったり高額)
と言う欠点も抱えたのだった。

 

WAKU_B1.GIF - 128BYTES □アルトニウム WAKU_B2.GIF - 127BYTES
ALTNIUM.JPG □□□

アルトニウム / Altnium

アルトニア星系で最も硬い金属。
ABCシステムが搭載されていないため有って無いような装甲となっていた。
コールドセラミックと同等の硬度を誇る。

 

 

A.R.E.X(Raid-on a Extra Closs Armament-system)
アレックス

本機体はAREXと呼ばれる制御システムにより稼動している。
AREXとは開発プロジェクトネーム”Raid-on a Extra Closs Armerment-system”を短縮したもので、
機体名はこの開発コードの頭文字を逆さに取って付けられている。
このAREXはフロウを制御するため、コンピュータ、バイオコンピュータ制御を想定して作られていた。
しかしフロウには未知となる部分が多すぎ、特にエネルギー用途以外の研究は全くと言って良いほど
進められなかった。
開発部は危機感を抱き、AXERに求められた要求のひとつである逸脱した破壊力(=即ちシーカーフロウ)
をクリアすることが出来なかった。
しかし最後に妙案が提示された。
ならば限りなく生きている人間を制御システムとして使用するのはどうか―ということであった。
当然、バイオコンピュータの一環として、人間の脳を使用したものも使用された(※)。
その時点で成功しなかったし、なにより人道上の問題があったのである。
だが、強硬派によって推進され、民間人であるニコラス=コラサントを無理やり捉え、制御システムとして使用。
この人体コンピュータによりフロウの制御が可能となり、今に至る。
なお、彼は死んだわけではない。
羊水のような液体で満たされたポッドの内部で裸にされ、額にAREXとの
コントロールを可能にするキークリスタルが埋め込まれている。

 ※この世代では人間の脳を中央演算装置として使用することが技術的に可能ではあったが、
  やはり人道的な面で表面的には禁止されていた。

 

HPS(Hard Point System)
ハードポイントシステム

宇宙空間での長期間の航海にむけ、あらゆる事態を想定し、
それに対処しうるオプションパーツの存在によりこれらを打開しようと試みられた。
極力数少ない労力でまかなおうと、AXERやACERには単体で状況を覆す能力が必要とされた。
そこで、標準装備のほかにサブウェポンという形で装備を選択することが可能であった。

サブウェポンには、
 @64発のミサイルと威力は低いがその代わりに発射弾数を増やしたイールショット搭載の強襲用type A2D、
 Aレールキャノン(電磁式高速射出砲)と射程の長いロングブラスターを搭載した遠距離援護用のtype L3、
 B大型のバックパックを4つ装備し高速機動戦闘に特化したtype B、
 Cイールショット並の出力で機体全面に防御用シールドを張る防戦用のtype SD、
 D大出力のエネルギーと直結(この場合はシュレイダー)し、AXER自体を砲台として使用するtype HL、
 E機体がチャージできる限界を底上げし、超高出力シーカーフロウを発射するAXER専用のtype EF
 FACER専用大気圏突入用のシステムtype ELV
等が存在する。
(全てこのゲームには登場しない)


 強襲用短期決戦装備型 A2D(Assult And Destroy)
 先手を取れることが確実だった場合や、強襲作戦の場合に、
 1機で出来るだけ多くのダメージを与えることを目的とした装備。
 短期決戦用の装備であり、長時間の戦闘には耐えられなかった。
 相手のアンチビーム防御に対して有効な実弾兵器の誘導型スプレッドミサイルを備える。
 また、ミサイルは非常に使い勝手良く、そのうえ攻撃力が高いため、敵の中心地に集中攻撃をかける際などにも使用された。
 まとめて攻撃するために拡散型のイールショットを備える。
 機動力は高い。

 遠距離援護用レールキャノン装備型 L3(Long Lange Lile-canon)
 フォーメーションを組んで攻撃する際、相手の巡航艦クラスの援護射撃に攻撃力で劣るため、
 一撃でこれら巡航艦を破壊可能で、それなりに機動力のあるL3タイプが必要とされた。
 巨大なレールキャノンを搭載しているため、通常タイプよりも機動力は低い。
 実弾を電磁力で高速に射出する。
 レール部分は剥き出しなので装甲は攻撃に反して貧弱であった。
 これらの性能のため、前線に出て攻撃を仕掛けるタイプではなかったため、
 威力は高いが連射は不可能であったイールブラスターの長距離版ロングブラスターが補助武装として使用された。
 

 高速機動戦闘用高出力スマートブースター装備型 B(smart Booster)
 無人のコンピュータ制御による機体が相手のとき、こちらを遥かに上回る技量やスピードに対抗するため、
 機動力を大幅に上げるブースタータイプが検討された。
 大型のブースター4つと、コクピット部分をGから保護するアーマメントで構成されている。
 但し、剥き出しのブースターを装備しているので、
 一撃の被弾で大型ブースター全てが機能しないことがあるなど、防御面に問題があった。
 しかしこれらの問題は「食らわなければ良い」という暗黙の了解の元、一応は解決を見た。

 防戦用シールド装備型 SD(Shield Defencive)
 防戦の場合に、生身の戦闘機ではとても防御するのが不可能であったので、
 イールブラスターと同出力のビームを機体全面に展開し、
 敵の攻撃を自ら受けに行くビームフィールドタイプが検討された。
 全タイプの中で防御用に作られているだけあり、全身に施されたアーマメントシステム、
 プロペラントタンクとも相俟って戦艦クラスの大出力とは行かないまでも、
 中出力のビームは余裕で防ぐことが出来た。
 また、実弾兵器等による爆発や衝撃も吸収してしまうため、実弾兵器に対しては無敵の強さを誇っていた。
 但し、ビームフィールドを展開すると機体の全出力を使用するので、攻撃は不可能であった。
 瞬時に切りかえることは可能だったため、パイロットの判断力が重要とされた。

 高出力極太レーザー装備型 HL(Hyper Laser)
 AXERシリーズを大出力のビーム砲のコントロールシステムとして使う。
 機体前方に巨大な砲身と照準等が装備され、シュレイダーから受ける巨大な出力で、
 常識を逸脱した威力の攻撃を行う。
 しかし、チャージに掛かる時間が1分あり、更に再チャージの場合は砲台を冷却しなければならないため、
 実質1戦闘に一発程度しか使えなかった。

 大気圏突入用ELV装備型 ELV(Expendable Launch Vehicle)
 ACERは通常装備では大気圏突入の際、機体が高温に包まれ機体自体は無事であったが、
 パイロットが死亡してしまうという構造になっていた。
 そのため、ELV(通常のロケット)と同等の大気圏突入装備をACERに使用可能にし、
 大気圏突入の際の摩擦や空気熱の影響を受けにくくするシステムが必要とされた。
 大気圏をすべるように突入するWave Rider型のウィングを機体下部に装備、
 コクピット付近には冷却システムと保護システムを備えたアーマーで構成される。
 実はHPSを使用しない装備なので、一部の装備と混同して使用することが出来た。
 AXERにはこれは必要なく、D.E.RとA.R.E.X制御による、
 B.A.Sにより単体での大気圏突入を実現していた。

 AREX特殊強化用イールフロー装備型 EF(Elle Flow)
 AXER専用のシステム。
 通常のAXERではシーカーフロウが使用できる最大のジェネレーター出力だったため、
 シュレイダーの最大ジェネレーター出力許容量分を使用し、
 巨大・高出力のイールフロウを発射する。(イールはイール星系でも最も大きいとか高いと言う意味)
 …とはいったものの、特別な装備などはなく、AXERとシュレイダーを直結するのみ。
 AXERがフロウシステムを搭載していること自体が機密事項であったので、
 理論のみの幻の武装であった。
 (実戦はおろか実験すらされたことがなかった)
 シュレイダーの機能を一時的に停止し、
 発射されるイールフロウは小惑星ひとつを軽々と破壊できる威力であると思われる。

 

A.V(Automatic Valancer)
自動機体制御機構

AXERシリーズでは機体の制御姿勢を自動に保ってくれるA.Vが搭載されている。
これは、正面を向き合った状態で、相手に対して自分も有利な向きに自動的に調整してくれる機構である。
特にパイロットを必要としたACERでは高速戦闘中に手動で制御を行うこと自体が自滅に繋がるので重宝された。

 

A.B.C-SYSTEM(Anch Beam Contorl-system)
反ビーム制御システム

出力の高いビームは高熱や威力などで、もはや通常の構成素材では防御し切れなかった。
そのため、ビームを吸収したり反射したりするABCシステムが考えられた。
このシステムは装甲にビームを流し、同出力のエネルギーをピンポイントに加えることによって、
被弾した際の衝撃のみで防ぐシステムである。
コールドセラミックと対で使用される。
欠点はやはり高出力のエネルギーを使用してしまうところである。

なお、アルトリア星系の機体には実用価値がないことから一切使用されていない。
「ならば防御に回すエネルギーを攻撃にまわして、防御できない出力で破壊すれば良い」
という、一点主義が支持されていたからである。

 

D.E.R(Double Elimination Reactor)
対極消滅炉(ダブルエリミネーションリアクター)

AXERは本来、シーカーフロウという武器を有していない。
AXER自体は通常の戦闘機よりも性能が良い程度で、
本体のジェネレーターにはシーカーフロウを撃ち出すほど強力な出力はなく、
またジェネレーター出力にも制限があるため、無限の力を発揮できるわけではない。
ACERと機体性能自体は同一なのである。
しかし、ACERと最も違う点・性能に差が出る違いは、この対極消滅炉にある。
対極消滅炉とは、大気中に存在する陽粒子と、陰粒子を引き寄せ、
互いに属性の違う粒子を引き寄せる途中にぶつかり、
消滅することにより発生するエネルギー(フロウ)を使用することができるジェネレーターである。
但し、この陰粒子と陽粒子のみを判別・集めることが困難であったがため、
数々の実験が行われた。
通常の制御コンピューターでは当然成功せず、人間をバイオコンピュータとして、
使用してしまう方法が最後に残った。
対極消滅炉により発生したエネルギー(=フロウ)は推進力やイールブラスターにも使われたが、
長い期間を得て効率的に少ないエネルギーで動くことを前提としていた(※)、
AXER系のエンジンが使うには大半が余剰してしまった。
そこで、この余剰出力を機体前方へと集中し、攻撃として一気に放出するのが、
”シーカーフロウ”である。
RGBの「フォトンリアクター(光子反応炉)」は、
必要粒子こそ違えど、対極消滅炉の発展進化系といえる。
(直接的な繋がりはありません)

※新しき惑星を見つけるには、長い時間の航海が必要とされ、当然エネルギーも必要最小限でないと、
 AXERの維持燃料等で自滅してしまう可能性があったため。

 

B.A.S(Beam Abreation System)
ビームアブレーションシステム

大気圏突入時には機体と大気に発生する熱が問題となった。
しかし、AXERでは見てのとおり素のままで大気圏に突入出来る装備ではなかった。
そのため、これを打開するシステムとして、
機体の回りにビームシールドを発生させ、大気を吸収し耐熱シールドとして使用するというシステム
(BAS)が搭載された。
ひとつの惑星のみをターゲットとするわけではなかったので、
RLVとしての機能も必然的に必要とされた。
またこの機能を使い、単独で調査機としても使用可能なようになっており、
AXERにはこれらを代表するように多くの機能が求められた。
ACERではジェネレーター出力の関係でこれらの機能を利用することが出来なかったが、
代わりにHPSにELVを装備し実現していた。

 

M2(Man Machine)コントロールシステム
人的機体制御システム

FCSやコントロールOSとの適合性が高い人間の遺伝子を識別し、
オービタルであればそのパイロットに合わせた能力を引き出すシステムのこと。
AWIの技術で、AXER、ACERに採用されている。

 

オービタル(Orbital)

M2コントロールシステムにより、本来の能力を解放するためのキーとなる適合者のこと。
AXER開発の際には通常よりもバリデーションの厳しい適合試験が行われた。
一般にオービタルは10段階のランク付けがされている。
体のどこかにこれらを識別する刻印(マーク)がついている。
このマークには主にランク、実験時の登録名(つまり先祖の名前)、
試験結果等の情報が含まれており、この情報を参照して、
AWIの兵器は戦闘能力をパイロットに合わせて最適化する。
なお、あくまでオービタルというのはかつての人体サンプルの事である。
希有な存在であると言えた。
これらの特性は遺伝的なものであり、特に何かを人体に施すわけではないのが一般的だが、
紫苑、真黄はランク8になっており、高い適正を示す。
OVERRAY中、AXERの適正で最も高いのは当然ニックスであり、
最高と思われるランク9になっている。
直、ランク9はニックスを含めて二人しか存在しない。

 

イジール=イジッチャッター

オリマーの実弟にあたる。
痩せ型長身、兄のオリマーよりもルックスなどが良く、
とても同じ兄弟とは思えない外見をしている。
何故か緑色を好む。
兄はその性格から自ら兵隊として志願したが、イジールはマンションを経営し、
それなりに幸せな毎日を過ごしているようだ。

 

空間戦闘機 / 空間戦闘兵器

大気圏・宇宙空間で運用される戦闘兵器を総称して空間戦闘兵器と呼ぶ。
かつては宇宙空間のみの運用兵器、地球圏のみで運用される兵器、ハイブリット型などが存在していたが、
のちに使い捨て型の空間移動制御機構(メガドライブ)が搭乗されるようになり、
このような区別がなくなった(つまり多少の違いは有れど全てハイブリット型)。
一般に空間戦闘機と呼ばれる一連の戦闘兵器は、このメガドライブを搭載している。
が、エネルギー消費が大きく、行きと帰りの分のみしか搭載されない場合が多い。
ゲーム中で例えるならば、右端に敵が出現して攻撃、左端に敵が消えると、
自軍に戻る(ワープする)という使い方が多い。

 

C.D(Contorl Drive SYSTEM)
コントロールドライブシステム

ドルフィンの全世代機種・RLPには本来、C.Dと呼ばれる最新の、
空間戦闘機制御OSが搭載される予定であった。
コントロールドライブシステムとは、記録可能な媒体に各パイロットの癖、
操縦技術、欠点や長所を明確に分析し、既存のパイロットの技術に、
C.Dの経験によるAI操作や判断を与えることにより、一人の戦力を大幅に引き上げよう、
という画期的な試みであった。
このアイディアはリトリーブ隊のオリマーとロトにより考案されたものである。
しかし、完成が近くなったあるとき、オリマーは急遽このC.Dに不満を表した。
というのも、記録媒体から読み出されるデータが多すぎて、結果的に状況判断が遅れる、
という理由からであった。
人間の思考をデータ化し、逐一記録していることからそれは当然なことで、
やがて欠点が浮き彫りになり、その時代のひとつの先端、技術の壁にぶつかったのだった。
ロトは当然の如く、C.Dの処理情報を縮小したりアルゴリズムの変更等、
数々の対策を打ち出した。
しかしオリマーの求める速度には到底及ばなかったのだ。
ここで、オリマーがもうひとつの操作体系であったR.O.Mを撃ち出し、二人の案は決裂。
結局オリマーが操作する戦闘兵器群にはR.O.Mが搭載され、
ロトが中心となって開発したGSシリーズにはC.Dが搭載されることとなる。

 

R.O.M(Raid On Machine SYSTEM)
ライドオンマシンシステム

C.Dに対抗してオリマーが考案した新システム。
戦闘兵器のコントロールシステムにコクピットではなく、
ステージを搭載。そのステージの上で、
薄型パイロットスーツ(ラバースーツ)の各所に搭載されたセンサーにより、
本人の動きを感知し、空間戦闘兵器にフィードバック、コントロールしてしまおうと言う、
前代未聞のシステム。
経験によるサポートで最低限の能力を向上させるC.Dとは対極に、
自らの経験と判断、C.Dが特に苦手としていた直感による行動を可能にしている。
いわゆる、本人の能力が高ければ高いほど戦闘能力を発揮することが出来、
時には足枷となるC.Dの要素を排除してしまおうということである。
有る意味どんな相手にも最強となれる空間戦闘機制御機構ではあるが、
反面、乗り手に左右されてしまうということや、通常の空間戦闘機のサイズに収まらない、
と言うことが上げられる。
そのためどうしても一般には普及しにくく、現状ではドルフィンを含む、
カスタムメイドの数機のみとなってしまっている。

 

US Bit
アズビット

ミッドウェイ(シースルーふらんそわーずちゃん)に初めて搭載された、
無線制御のコネクタリングビットである。
ミッドウェイには8機搭載されており、それぞれ独立した攻撃が可能となっている。
もともとアズビット自体のジェネレーター出力は低く、搭載しているtヘッズもさほど多くは搭載できないため、
ゲーム中のアズビットのバランスはこの世界のものとは別のものとして考えていただきたい。
脳波によるコントロールでこれらアズビットを制御するが、
パイロットが頭の中で移動して攻撃するイメージを浮かばせると、
その通りに攻撃する超万能兵器である。
そのため、極一部の者しか使えないと見られるが、
今後の主力兵器となりそうである。

 

RLV(reusable launch vehicle)
再使用型宇宙往還機

 

ELV(expendable launch vehicle)
使い捨て型大気圏突入オプションユニット

 

XFD3社
最古参の製造メーカー。
有人型兵器に定評があったが、独自のマニュアル制御、
内蔵OSに物理的限界が多かったこと、
また一昔前に有人型戦闘兵器の需要がなかった余波を受け経済状態は大幅に悪化、
かつてシェアNo.1を誇っていた同社は転落し、
VNIに買収、VNIの開発チームとして吸収される運びとなった。
現在では最新型のバーニングの開発を行った。
センセーショナルな設計思想の為、今後の動向が注目される。

 

Xortam社開発マシン一覧
ゾータム社は下記のような有人機を多数製作・販売している。
 MGA-2064W オーメン
 MGA-1064SG ベニス改
 MGA-2164W オーメンU
 MGA-G100 クリスタル
 MGA-G200 疾(チツ)
なお、OVERRAYにはめんどくさい諸般の事情でこれらの空間
戦闘機は登場しない。